スマホガラスコーティングの7つのデメリット|後悔しないための完全ガイド
スマホの画面保護として注目を集めているガラスコーティング。「保護フィルムよりも優れている」という声を聞いて、導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、ガラスコーティングにはメリットだけでなく、知っておくべきデメリットも存在します。施工後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、事前にしっかりと理解しておくことが重要です。
本記事では、スマホのガラスコーティングの主なデメリット7つを詳しく解説し、あなたに最適な選択ができるようサポートします。
目次
ガラスコーティングとは?
ガラスコーティングとは、スマホの画面に液体状のガラス成分を塗布し、化学反応によって硬化させる画面保護技術です。ナノレベルの薄い保護層を形成することで、画面を傷や汚れから守ります。
仕組み
- 液体ガラスを画面に塗布
- ガラス成分が画面に浸透・結合
- 硬化して保護層を形成(通常24時間〜1ヶ月で完全硬化)
主な特徴
- 厚さ:約0.00002mm〜0.0001mm(保護フィルムは約0.2mm〜0.5mm)
- 硬度:施工後9H程度まで向上
- 持続期間:約1年〜2年
スマホガラスコーティングの7つのデメリット
1. 費用が高額
最大のデメリットの一つが価格の高さです。
- 施工費用:3,000円〜10,000円程度
- 保護フィルム:500円〜3,000円程度
ガラスコーティングは保護フィルムの2倍〜10倍以上の費用がかかります。さらに、効果は永久的ではなく1〜2年で再施工が必要になるため、長期的にはコストがかさむ可能性があります。
特に複数のデバイスを保護したい場合や、定期的に買い替える場合は、トータルコストをしっかり計算する必要があります。
2. 効果が目に見えない
ガラスコーティングは超薄膜のため、施工後も見た目にほとんど変化がありません。
これにより、以下のような問題が生じます:
- 本当に施工されたか確認できない
- 効果を実感しにくい
- 施工の質を判断できない
- 悪質な業者に騙される可能性
保護フィルムのように「貼った実感」がないため、心理的な不安を感じる方も少なくありません。
3. 完全には傷を防げない
ガラスコーティングは万能ではありません。
確かに硬度9Hまで向上しますが、これは鉛筆硬度の基準であり、絶対的な耐久性を保証するものではありません。
防げる傷
- 日常的な小傷(鍵、コインとの摩擦など)
- 軽度の擦り傷
防げない可能性がある傷
- 強い衝撃による傷
- 硬い物質との接触傷
- 落下による画面割れ
特に落下による画面割れに対しては、保護フィルムよりも保護効果が低いケースがあります。
4. 剥がすことができない
一度施工すると、後から剥がすことはできません。
保護フィルムのように「気に入らないから貼り替える」ということができないため、以下のようなリスクがあります:
- 施工ムラがあっても修正不可
- 気泡や汚れが入っても除去不可
- 後から保護フィルムに変更する場合、重ね付けになる
- 端末売却時に元に戻せない
失敗しても「やり直し」ができないという点は、大きなデメリットと言えます。
5. 施工品質にばらつきがある
ガラスコーティングの効果は、施工者の技術や使用する製品によって大きく左右されます。
品質のばらつき要因
- 施工者の技術レベル
- 使用するコーティング剤の品質
- 下地処理の丁寧さ
- 施工環境(湿度、温度)
専門店での施工でも技術差があり、特にセルフ施工の場合は失敗のリスクが高まります。
信頼できる業者を見極めるのが難しく、「高い料金を払ったのに効果が感じられない」というケースも報告されています。
6. 即効性がない
完全に硬化するまで時間がかかります。
- 表面硬化:24時間程度
- 完全硬化:2週間〜1ヶ月
この期間中は:
- 画面を強く擦らない
- 水濡れを避ける
- 他の保護材を重ね付けしない
などの注意が必要です。施工直後から完全な保護効果が得られるわけではないため、その間の傷や破損リスクは残ります。
保護フィルムなら貼った瞬間から保護効果が得られるため、この点は明確なデメリットです。
7. 科学的根拠に乏しい製品も存在
市場には効果が疑わしい製品も混在しています。
ガラスコーティング業界は規制が緩く、以下のような問題があります:
- 誇大広告をする業者の存在
- 効果の検証データが不十分な製品
- 成分や効果が不明瞭な製品
- 高額なだけで効果が薄い製品
消費者庁への相談事例も報告されており、製品選びには十分な注意が必要です。
ガラスコーティングのメリット
デメリットばかりではなく、もちろんメリットもあります。
1. 画面の滑らかさが向上
ガラス成分によって表面が滑らかになり、指の滑りが良くなります。ゲームプレイや長時間の操作が快適になります。
2. 美観を損なわない
超薄膜のため、スマホ本来のデザインや画面の美しさをそのまま保てます。保護フィルムのような気泡や端の浮きもありません。
3. 汚れや指紋がつきにくい
防汚効果により、指紋や皮脂汚れが付きにくく、拭き取りも簡単になります。
4. 側面やカメラレンズにも施工可能
液体タイプなので、画面だけでなく背面、側面、カメラレンズなど、あらゆる部分に施工できます。
5. 長期間の効果
適切に施工すれば、1〜2年間は保護効果が持続します。保護フィルムのように頻繁に交換する必要がありません。
保護フィルムとの比較表
| 項目 | ガラスコーティング | 保護フィルム |
|---|---|---|
| 価格 | 3,000円〜10,000円 | 500円〜3,000円 |
| 厚さ | ほぼゼロ(超薄膜) | 0.2mm〜0.5mm |
| 貼り直し | 不可 | 可能 |
| 施工難易度 | 技術が必要 | 比較的簡単 |
| 即効性 | なし(硬化に時間要) | あり(即座に保護) |
| 衝撃吸収 | 低い | 高い(特にガラスフィルム) |
| 美観 | 非常に良い | やや劣る(気泡等) |
| 持続期間 | 1〜2年 | 半年〜1年 |
| 施工範囲 | 全面可能 | 画面のみが一般的 |
こんな人にはガラスコーティングがおすすめ
ガラスコーティングが向いているのは以下のような方です:
✓ スマホのデザインを損ないたくない人 ✓ 長期間(2年以上)同じ端末を使う予定の人 ✓ 初期投資を惜しまない人 ✓ 画面の滑らかさを重視する人 ✓ 側面やカメラレンズも保護したい人 ✓ フィルムの気泡や浮きが気になる人
こんな人には保護フィルムがおすすめ
一方、保護フィルムが向いているのは以下のような方です:
✓ 初期費用を抑えたい人 ✓ 落下による画面割れが心配な人 ✓ 効果を目で確認したい人 ✓ 貼り直しや交換の自由度が欲しい人 ✓ 頻繁に機種変更する人 ✓ すぐに保護効果が欲しい人
後悔しないための選び方ポイント
1. 信頼できる施工業者を選ぶ
- 施工実績が豊富
- 口コミ・レビューが良好
- 使用製品の成分や効果が明確
- アフターサービスがある
- 料金体系が明確
2. セルフ施工は慎重に
セルフ施工キットも販売されていますが、失敗のリスクが高いため、初めての方は専門店での施工をおすすめします。
3. 保証内容を確認
- 施工後の保証期間
- 施工不良時の対応
- 効果が感じられない場合の返金制度
4. 過度な期待は禁物
ガラスコーティングは補助的な保護手段です。完全に傷や破損を防げるわけではないことを理解しておきましょう。
5. 併用も検討
ガラスコーティング施工後、さらに薄型の保護フィルムを併用する方法もあります。ただし、施工店に事前に相談してください。
よくある質問(FAQ)
Q1: ガラスコーティングは自分でできる?
A: セルフ施工キットも販売されていますが、ムラなく均一に塗布するのは難しく、失敗すると効果が得られません。確実な効果を求めるなら専門店での施工をおすすめします。
Q2: コーティング後に保護フィルムは貼れる?
A: 可能ですが、コーティングの効果が十分に発揮されない可能性があります。施工前に専門店に相談することをおすすめします。
Q3: 効果はどのくらい持続する?
A: 一般的に1〜2年程度です。使用頻度や環境によって変動します。
Q4: すでに傷がある画面にも施工できる?
A: 施工自体は可能ですが、既存の傷を修復することはできません。傷の上からコーティングすることになります。
Q5: 撥水効果はある?
A: 製品によって異なりますが、多くのガラスコーティングには撥水・防汚効果があります。
まとめ
スマホのガラスコーティングには以下の主なデメリットがあります:
- 費用が高額(3,000円〜10,000円)
- 効果が目に見えない
- 完全には傷を防げない
- 剥がすことができない
- 施工品質にばらつきがある
- 即効性がない(硬化に時間要)
- 科学的根拠に乏しい製品も存在
しかし、適切に施工すれば画面の美しさを保ちながら保護できる優れた選択肢でもあります。
重要なのは、デメリットを十分に理解した上で、自分のライフスタイルや予算に合った選択をすることです。
- 美観と長期的な保護を重視するなら→ガラスコーティング
- コストパフォーマンスと確実な保護を重視するなら→保護フィルム
どちらにもメリット・デメリットがありますので、この記事の情報を参考に、後悔のない選択をしてください。
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